クスッと笑えた一瞬が、心をふっと軽くする
介護の現場は真面目な時間が多いけれど、
ときどき思わず笑ってしまう瞬間がある。
今日は、そんな“クスッとする出来事”に救われた一日の話を書いてみたい。
◆ 朝のルーティンに起きた、予想外のやりとり
朝の整容介助中、利用者さまの髪を整えていたときのこと。
鏡を見た瞬間、その方がポツリと言った。
「あら、今日はイケてるじゃないの」
自分で言ったのかと思って笑いそうになったが、
実は鏡の中の“私”に向かって言っていた。
「いやいや、そっちですか…!」と心の中でツッコミつつ、
なんだか嬉しくなってしまった。
◆ 介護職あるある:急にスイッチが入る瞬間
普段は無口な利用者さまが、突然テンション高く話し出したりする。
今日は、食事の声かけをしていた職員がふと目を離した瞬間、
利用者さまがこちらを指さして、声を張って言った。
「あの子、今日は朝から元気ね!」
“あの子”って…たぶん私のことだ。
でも、なんだか元気をもらってしまった。
◆ スピリチュアル視点では、“笑い”も立派なエネルギー
言霊の話をよく聞くけれど、
“笑い”にも確かに波動があると思っている。
笑うと、胸のあたりがふっと軽くなる。
周りの空気もやわらかくなる。
利用者さまの表情も明るくなる。
言葉以上に、
気持ちのエネルギーがそのまま伝染していく感じ がする。
◆ ふとした「予兆」に気づく日が増えた
最近、利用者さまの表情や空気の変化に気づくことが増えた。
これは、目に見えない世界に興味を持ってから起きた変化かもしれない。
言葉では説明できないけれど、
「今日はこの人、少し気分がいいな」
「この方は、いつもより疲れているかも」
そんな心の気配みたいなものが、ふわっと感じ取れるようになってきた。
介護の仕事は、
相手の“今の状態”を察する力 がとても大事だから、
この流れに身を任せている。
◆ 利用者さまに教わる“心の余白”
今日の出来事を振り返ると、
笑える場面というのはたいてい、
こちらが力みすぎていないときに訪れる。
つまり、心に余白が生まれた瞬間に、
やわらかい出来事が入り込んでくる。
介護の仕事はどうしても気を張りやすいけれど、
そんな中でも“ゆるむ瞬間”を見つけることが大事なんだと実感した。
◆ 今日の一言(心が和むポエム)
ふっと笑えた瞬間、
心の奥にしまっていた光が
そっと顔を出す。
笑いはいつも、
静かに人を救っている。
