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夜勤明けの廊下でふっと気づいた、小さな光の話
夜勤明けの静けさ、朝のケアでのズレ、そしてあの一言の効力――。
特養の日常で心に残った、小さな出来事を綴ります。
目次
◎ 静まり返った早朝、ふと立ち止まる
夜勤が終わる直前、廊下の端っこで一旦足が止まった。まだ誰も起きていないフロアは、いつもより空気が柔らかい。
自分の呼吸だけが響くような静けさの中で、ふと心の奥から「今日もよくやったな」という声がして、肩の張りが少しだけ抜けた。
□ 朝のケアで起こった小さな“ズレ”
一人目の起床介助で、流れが少し乱れた。手順に問題はないが、利用者さんの気分が沈みがちで動作がゆっくりになり、こちらも合わせているうちに時間が押してしまう。
焦りは一番の敵だとわかっているのに、心の中で時間の音が鳴るのが分かる——介護職なら誰もが経験する感覚だ。
そのとき、利用者さんがぽつりと「ごめんねぇ、遅くて…」と言った。
私は「急がなくて大丈夫ですよ。ゆっくりいきましょう」と返すと、表情がふっと和らいだ。胸の中で小さく息をついた瞬間だった。
→ “ありがとう”のタイミングって いつだってズルい
次の居室で起きた瞬間、利用者さんに「今日も来てくれてありがとうね」と言われる。
不意打ちの“ありがとう”は、夜勤明けの疲れを瞬時に軽くする力がある。
その一言で今日の自分が救われたと感じることが何度もある。
✦ 自分の中の“揺れ”を見つける時間
朝のラウンドが落ち着いたあと、一杯の水を飲みながら自分の気持ちを振り返る。焦り、戸惑い、ほっとした瞬間、嬉しさ。
一つの勤務でこれだけ感情が動く仕事はめずらしい。でも、その揺れがあるからこそ「ありがとう」に反応できるのだと気づく。
■ 今日のまとめ
- 焦りが出た時ほど、表情の小さな変化を見逃さない
- 「大丈夫ですよ」の一言で場の空気が変わる瞬間がある
- 疲れていても、“ありがとう”は心に効く
- 介護の揺れは、生きている証のようなもの
* 今日のひとこと(小さな詩)
あわてる朝も くたびれた夜も ふとした瞬間に 心の灯りがともる その光が 明日を照らしてくれる
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