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ため息のあとに残るものが、介護職の本音だったりする
業務が一区切りついたあと、思わずこぼれるため息。
それは疲れだけじゃなく、いろんな感情が混ざった合図なのかもしれない。
目次
―― 何もない廊下で出る、ひとつのため息
ラウンドが一段落し、誰もいない廊下を歩いているとき、
胸の奥からふっとため息が出た。
「はぁ……」
声に出すつもりはなかったけれど、自然に漏れてしまった。
忙しさ、緊張、気遣い。
全部が重なったあとに出るため息は、
決して弱さだけじゃない気がしている。
… 介護職あるある:ため息=ダメ、じゃない
「ため息つくと運が逃げる」
昔からよく聞く言葉だけど、介護の現場では少し違う。
ため息は、心の中の圧を外に逃がす行為。
無理に飲み込むより、よほど健全なこともある。
我慢しすぎた日は、逆に余裕がなくなる。
それを経験で知っているのが、長く続けている介護職かもしれない。
→ 利用者さんの一言で戻される感覚
次の居室で、いつものように声をかけると、
「今日も忙しそうだね」と言われた。
見透かされたようで、少しだけ笑ってしまう。
「でも、ありがとう」
その一言で、さっきのため息が少しだけ報われた気がした。
◎ 介護職は感情の切り替えが多すぎる
一つ前の部屋では緊張し、
次の部屋では笑顔をつくり、
また別の場所では判断を迫られる。
その切り替えの連続が、知らないうちに心を疲れさせる。
だからこそ、
ため息ひとつで整う瞬間があってもいいと思っている。
△ 目に見えない“回復”のサイン
呼吸が深くなる。
肩の力が抜ける。
視野が少し広がる。
ため息のあとに起こるこれらは、
心が回復に向かっているサインなのかもしれない。
最近は、呼吸や間を意識することで、
同じ一日でも消耗が少なくなってきた。
✔ 今日のまとめ
- ため息は、心が壊れる前の逃げ道
- 我慢しすぎないことも、プロの技術
- 感情の切り替えが多い仕事だからこそ、呼吸が大事
- 目に見えない回復を大切にしたい
今日の一言
ため息のあとに
もう一度息を吸えるなら
今日はそれで
十分だったのかもしれない
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